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ゲームなどでおなじみの伝説の尼僧、八百比丘尼(やおびくに、はっぴゃくびくに)について、#やさしい日本語 #SimpleJapanese で物語にしました。 日本各地に色々な伝説が残っていて、浦島太郎とリンクした話などもあるので、違いを調べてみるのも面白いと思います。 スクリプトー----------- 雄略天皇の時代の話です。ある漁師が嵐に遭いました。嵐が止むと、知らない島に着きました。島の人たちは親切で、男にたくさん食べ物をくれました。見たことがない野菜や魚を使った、見たことがない料理でした。男はたくさん食べましたが、一つだけ、とても奇妙な肉がありました。 「これは何の肉ですか」 男が聞くと、島の人は答えました。 「人魚の肉です。これを食べると、老いません。何百年も生きることができます」 「冗談でしょう?」 「いいえ、本当ですよ」 男はその肉を食べないで、こっそり懐に隠しました。 島の人たちは、男に帰る方法を教えました。それで、男は自分の家へ帰ることができました。肉のことは、すっかり忘れてしまいました。 男には娘がいました。娘は父親が海で死んだと思っていたから、男を見てとても喜びました。父親の着替えを手伝ったあとで、娘は奇妙な肉を見つけました。なぜかとてもおいしそうに見えました。それで、一口食べました。とてもおいしかったから、全部食べました。そのとき娘は16歳でした。 しばらくして娘は結婚して、夫の家族と住みました。夫の家族が老いて亡くなって、夫も老いました。でも、彼女は少しも老いません。いつまでも16歳の姿でした。人々はみんな、気味が悪いと思いました。 夫が亡くなると、娘は別の町へ行って、また結婚しました。夫も、子どもも、孫も老いて死にましたが、彼女は老いません。また別の町へ行って結婚しましたが、同じでした。家族がみんな老いて死んでも、彼女はいっしょに年を取ることができません。大好きな人がみんないなくなって、一人だけ残りました。 「どうして私だけ、老いることができないのかしら...」 娘は寺へ行って、尼になりました。200歳くらいのときでした。 それから、いろいろな所へ行って人々を助けました。彼女の膨大な知識が役に立ちました。そしてその不老不死の奇跡が噂になって、どこへ行ってもたくさん人が集まりました。 800歳くらいのとき、ある洞窟の入口に椿を植えました。 「私は今からこの洞窟に入って、死を待ちます。この椿の木が枯れたら、私が死んだと思ってください」 そう言って、彼女は洞窟に入りました。それから彼女を見た人は、一人もいません。人々は彼女を、800年生きた尼「八百比丘尼」と呼びました。今でも日本のいろいろなところに、彼女の伝説が残っています。 ー-----------おわり
