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Mito Kōmon (水戸黄門) is a Japanese jidaigeki or period drama that was on prime-time television from 1969 to 2011 making it the longest-running jidaigeki in Japanese television history. The title character is the historic Tokugawa Mitsukuni, former vice-shōgun and retired second daimyō of the Mito Domain. In the guise of Mitsuemon, a retired crêpe merchant from Echigo, he roams the realm with two samurai retainers, fun-loving Sasaki Sukesaburō (Suke-san) and studious Atsumi Kakunoshin (Kaku-san). 元は幕末の講談『水戸黄門漫遊記』から始まり、ドラマでおなじみになった水戸黄門を #やさしい日本語 #EasyJapanese で書いてみました。 実際は光圀はほとんど旅をしていないし、「副将軍」という役職は徳川幕府には存在しないそうなので、完全にフィクションのようです。 水戸黄門第3期、第3話からリライトしました。 【音楽・効果音】 https://dova-s.jp/ https://on-jin.com/ 【イラスト】 https://www.ac-illust.com/ https://www.irasutoya.com/ スクリプト(動画の字幕と完全に一致するものではありません)---------- 徳川家康の孫、徳川光圀は、水戸藩主で、第五代将軍綱吉の時代に、徳川の長老として幕府に影響力を持っていました。63歳で隠居してからも、人々は「水戸の御老公様」「水戸黄門様」と呼んで、尊敬していました。 江戸から歩いて三日で行ける箱根は、昔から江戸の人々に人気の温泉地でした。そして、箱根には関所があって、役人がたくさんいました。 御老公と格さんが、関所の近くの茶屋で休んでいると、茶屋の女将が言いました。 「おじいさんたち、大丈夫だった? 最近は関所の役人が通行人からお金をとったり、駕籠かきたちが法外なお金をとったりして、治安が悪くてね」 格さんは、びっくりして聞きました。 「道中奉行様は、悪い人たちを捕まえないんですか」 「それがね。駕籠かきの元締めが、道中奉行様に賄賂をたくさん渡しているから、ぜんぜん捕まえないんだよ」 「それはいけませんねぇ」 御老公が白いひげを撫でながら考えていると、駕籠かきが来ました。 「じいさん、ずっとここにいるが、足が疲れて動けないのかい。駕籠に乗りなさいよ。安いよ」 「ダメだよ。悪い駕籠かきだよ」 女将が止めましたが、御老公はニコニコして言いました。 「そうですか。疲れたし、乗せてもらいましょう。いいですね、格さん」 「はぁ…」 格さんは、いいと思いませんでしたが、御老公に何か考えがあると思って、止めませんでした。 「御隠居様の忘れ物を、どうして私が取りに戻らなければならないんだ」 助さんは、ぶつぶつと文句を言いながら街道でちょっと休憩していました。すると、綺麗な女が通りました。一人旅のようです。 少し行くと、駕籠かきたちが数人座って、客を待っていました。 「姉さん、駕籠に乗らないか。美人さんは安くするよ」 「いいえ、結構です」 「そう言わないで、乗りなさいよ。近道を教えてあげるよ」 「やめてください。触らないで」 女は懐に隠していた短刀を抜きました。 「面白い。わけありだな。捕まえて、道中奉行様のところへ連れて行こう」 「道中奉行…!」 「おい、やめろ!」 助さんが助けに来ました。助さんは武道の達人です。あっという間に駕籠かきたちを倒してしまいました。 「大丈夫か」 助け起こすと、女は助さんを睨みました。 「道中奉行のところへ案内させるつもりだったのに…」 「えっ? どういうことだ」 女の名前はお登志、橋大工の娘でした。去年、橋の入札で、駕籠かきの元締めに競り勝った後、橋大工は道中奉行に無実の罪を着せられて、殺されてしまいました。 「父は、調べもしないまま、殺されました。わたしは、父の仇を討ちに来たのです。道中奉行のところへ行かなければなりません」 「では、私が助太刀しましょう」 「いいえ、結構です」 「しかし…」 「あなたには関係ないことです。放っておいてください」 お登志がきっぱり断りましたから、助さんは、それ以上何も言いませんでした。 御老公を乗せた駕籠は、街道から外れて、細い山道を通りました。 「おい、駕籠かき。この道であっているのか」 格さんが言うと、駕籠かきたちはニヤニヤ笑いました。 「近道なんですよ」 間もなく、駕籠は山奥の小屋に着きました。元締めの隠れ家です。小屋の中に、悪い仲間がたくさんいました。 「こいつら、いい着物を着ているな。身代金がたくさんとれそうだ」 「そううまくいきませんよ」 御老公は、杖で男たちを打ちました。格さんは、あっという間に他の男たちを倒してしまいました。それから元締めを縛って、今まで道中奉行といっしょに行った悪事をぜんぶしゃべらせました。 「助さん、いつまでついてくるんですか」 「方向が同じなんですよ。気にしないでください。もうすぐ関所に着きますね」 「ええ…。邪魔しないでくださいね」 「しませんよ」 関所のところで待っていると、しばらくして、道中奉行の駕籠が見えました。お登志は短刀を抜きました。 「道中奉行! 父の仇、覚悟!」 しかしすぐに奉行の部下たちも、刀を抜きました。 「やっぱり、助太刀します」 助さんが助太刀して、数人倒したところで、遠くから声が聞こえました。 「しずまれ、しずまれ!」 格さんと御老公が来ました。 「えっ、格さん、御隠居様? どうしてここへ」 「助さん? 話は後だ」 「何事だ」 道中奉行が、駕籠から出ました。そして、御老公を見て、ギョッとしました。 「み、水戸の、光圀公!」 格さんは、徳川の家紋が描かれた印籠を出しました。 「こちらは先の副将軍、水戸光圀公! 皆の者、頭が高い!」 関所にいた人たちは、みんな頭を下げました。 「道中奉行。駕籠かきの元締めから賄賂をもらって、悪徳業者を野放しにしていた、その罪は重い。覚悟しなさい」 「恐れながら、御老公様、それはデタラメです。何か証拠でもあるのですか」 「証拠? 元締めが、全部話してくれましたよ」 連れて来られた元締めを見て、道中奉行は諦めました。 助さんが、お登志のことを御老公に話しました。 「そうですか。では、お登志。父の仇、討ちはたして見せなさい」 「…はい!」 お登志は、短剣で道中奉行に斬りつけました。しかし、一太刀目で腕を切って血が出ると、それ以上は、どうしても斬ることができませんでした。 「もう良い」御老公が止めました。「お登志、あなたは、もう充分お父さんの仇を討ちました。後は、法の裁きに任せなさい」 「…はい」 「では、これにて一件落着」 御老公は小田原の大名に後処理を任せました。 一行は、数日箱根の温泉を楽しんだ後、また、旅をつづけたということです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーおわり
