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子どもの頃の一休さんの話はアニメなどで有名ですが、大人になってからの話もいろいろあります。肩書や格式をありがたがる人を戒める話の一つを、#やさしい日本語 #SimpleJapanese でリライトしました。 【参考】 臨済宗 黄檗禅 公式サイト: 法話 「袈裟」 http://www.rinnou.net/cont_04/rengo/2003-11.html 人は見た目で判断される。一休さんから学ぶ人間の姿。 https://soujiji-kandori.com/%e4%ba%ba%e3%81%af%e8%a6%8b%e3%81%9f%e7%9b%ae%e3%81%a7%e5%88%a4%e6%96%ad%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%80%82%e4%b8%80%e4%bc%91%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%8b%e3%82%89%e5%ad%a6%e3%81%b6%e4%ba%ba%e9%96%93/ スクリプトー---------------- 一休さんは、有名な禅僧です。天皇の秘密の子どもで、お寺で育ちました。子どものときからとても頭がよくて、20代で悟りを開いた、すごい人です。 ある日、男が一人、一休さんに会いに来ました。 「私は長者様の使いです。先代の長者様が亡くなってから明日日でちょうど一年になります。ぜひ家へ来て、一周忌の法要をしてください」 一休さんは男に、時間と場所を聞きました。それで、その男は安心して帰りました。 その日の夕方、長者の家にボロボロの袈裟を着た僧が来ました。 「先代の一周忌だと聞きました。法要に来ました」 門にいた使用人たちは、嫌な顔をして「乞食坊主に用はない。帰れ帰れ」と言いました。しかし僧が帰りませんでしたから、ちょっと騒ぎになりました。 その音を聞いて、長者が出てきました。 「おい、なんだその汚い坊主は。叩き出せ」 それで、使用人たちは僧を叩いたり蹴ったりして、無理やり追い払いました。 次の日、一休さんは豪華な袈裟を着て、約束の時間に長者の家へ行きました。長者の家の人たちはみんな正装して、門の前で一休さんを迎えました。 長者が言いました。 「一休様、来てくれてありがとうございます。さあ、入ってください」 しかし、一休さんは家の中に入りませんでした。みんなの顔を見て、言いました。 「昨日私が来たときは、『乞食坊主に用はない』と言って、みなさんは私を叩いたり蹴ったりしましたよね。でも今日は『さあ、入ってください』と言う。どうしてですか」 それを聞いて、長者と使用人たちは青ざめました。昨日来た、ボロボロの袈裟を着た僧は、一休さんでした。将軍からも尊敬される高僧を、彼らはその恰好だけで蔑んで、みんなで叩いたり蹴ったりして、追い払ってしまったのです。 一休さんは笑って、袈裟を脱ぎました。 「昨日の私と、今日の私は同じです。違うのは、この袈裟だけです。つまり、あなたたちはこの袈裟に用があるんでしょう? どうぞ使ってください。きっと素晴らしい法要ができますよ」 一休さんはそう言って、豪華な袈裟を長者に渡すと、自分は寺へ帰ってしまいました。 ー-----------------おわり
